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小原さん 「いつまでも」
(ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌと、パッヘルベルのカノンを組み合わせたしっとりした曲です)
もっと伴奏の音を弱く、メロディを際だたせて。確かに右手でメロディと伴奏をいっしょに弾く曲は難しいよね。5,4などの弱い指がメロディを担当し、1,2などの強い指で、控えめな音を出さなければならないから。


もると そうなんですっ!(激しく頭をタテに振る)私もいつもそれで苦労しています。大きい音よりも小さい音を出すのは本当に難しいです。
私も、伴奏は小さくと意識しているつもりでも、ちょっと気を緩めると、親指のところや、指をくぐらせるときに強い音が出てしまい、でこぼこしてなかなか美しく弾けません。


小原さん 小さい音の訓練は無音から
グランドピアノの場合、ゆっくり鍵盤に指を落としていくと、「かっくん」と感じる部分がある。そこを音を出さないで弾く練習から始める。次第に無音よりほんのすこし音が出るくらいにコントロールして弾けると、とても小さい音が出る。

もると なあるほど!私は電子ピアノだから思うように練習ができないけど、このイメージを大切にしてがんばります。
この日、この曲を弾いた生徒さんは若い女性で、確かに最初弾いたときにちょっと伴奏が大きくてうるさい感じがあったのですが、先生からアドバイスをうけ、小さい音にコントロールができると、みるみるうちにメロディが浮かび上がり、とっても美しい音楽が歌いだし、私はとても感動しました。



小原さん 「ねこのロックンロールパーティ(連弾)」くずして弾いてみよう!
一通り弾けるようになったら、次はこれをいかにくずしていくかがポイントだよ。
2人はとてもよく弾けていて、クラシックの曲であれば、これで十分のレベル。
でも、ロックンロールのリズムという点からみると、ちょっと物足りない。例えば、セコンド、等間隔に淡々と拍を刻むのではなく、左のベースの音に重みをかけ、右は軽く。円を描きながら前へ前へと進む感じにしてみては?


もると アドバイスを受けた中学生風のお兄さんが、リズムに勢いをつけてのってくると、プリモの小学生風の女の子のほうものせられて、見違えるようにイキイキと踊りだしました!これこそアンサンブルの醍醐味!う〜ん、楽しそう!


小原さん グリッサンドの方法
グリッサンド(gliss.と略記される、鍵盤を滑るように弾く奏法)は自由に。楽譜にはプリモのほうに書いてあるけれど、セコンドが弾いてもよい。どの音からどの音までということも自由。手のひらでも、甲でもどこを使って弾いてもいい。
たったひとつのポイントは
力を抜くこと。力さえぬいていれば痛くはない。力をいれてグリッサンドすると痛いし、まれに血を見ることも…(?)

もると 力を抜くんですね。グリッサンドは練習する機会も少なく、なんだか出てくるだけで興奮してしまいます(笑)その曲にあったグリッサンドを研究してみよう!
なんと、小原さんはコンサート中に鍵盤が血で赤くなってしまったことがあったとか…盛り上がりすぎ^^;



小原さん 「TSUNAMI」
アルペジオの練習にもなるこの曲。だけどアルペジオが主役ではなく、波を表すための飾りなのでメロディを消さないように優しい音で弾こう。

もると とても難しそうな広範囲で早いアルペジオを、高校生風の男性は難なく弾いていました。でもこの曲ではあくまでアルペジオは飾りの役割なので、もっと控えめな音でスムーズに、とアドバイスされました。


小原さん 一つ一つ意識して弱い音にコントロールすること
指をくぐらせた次の音にアクセントがついてしまうことが多い。
くぐらせるときに手をひっくり返すように高くあげず、低い位置をキープしながらさっと移動させよう。


もると さきほどの「いつまでも」にもありましたが、伴奏や飾りをいかに控えめに優しく弾けるか、というのは私たちにとってとても大きな課題なんですね。私も指のくぐらせる所がニガテです。よく練習して滑らかに弾けるようになりたいです。ハノンの音階を優しい音で練習してみようかな。


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