(2)

小原さん 「歩道のカフェテラス」
ギロックの連弾曲は簡単でしかもカッコイイのでおすすめ。
連弾というのは、2人で2人分の音量を出すのではなく、2人でひとつの音楽をつくること。例えば、下の人の右手の音量を抑えると、バランスがよくなることが多い。
鍵盤上の近いところで2つのパートが動いている場合、どちらかを控えめにしないとうるさくなる。

連弾で合わせるのは呼吸だけではないよ。相手がどんな音を出しているのか聴き、音色を合わせたり、リズムを感じたり…。音楽をあわせることが大切。


もると 私も下パートを弾いたことのある思い出のこの曲。右手を控えめにか…意識していなかった…

今回の受講者は、小さな女の子(プリモ)とそのお母さん(セコンド)。楽しそうに音楽的に弾いていてステキだったけれど、小原さんのアドバイスにより、お母さんの右手を控えめにすると、すっきりとメロディが浮き立ち、ますますよくなった。一見(一聴?)問題なく弾けているようにみえても、ちょっと気をつければグッと曲があか抜けるということがあるんだな。

ソロの時は伴奏形とメロディを分けて意識するけれど、連弾になるとつい、自分のパートしかみえなくなっていまいがち。普通右手は強く、左手は小さくというクセがついているので、特に下パートは音楽全体を見ながら考えないといけないですね。



小原さん 「ジュ・トゥ・ヴ」
この3拍子は、1.2.3を1つに取るとフレーズ感が出る。2.3拍は軽く。
もると 今回の課題曲は3拍子の曲が多かったけれど、リズムの感じ方としてはこの曲が一番やさしいそうです。3拍を1つにとればいいのですからね。歌い方としては、音型が上昇しているときはたたみかけるように、下降しているときはゆっくりなので、自然にまかせて弾けばいい。以前から憧れているこの曲、いつか弾いてみたいのだけど、原曲は手が届かないし、小原さんのアレンジにはアルペジオがいっぱい出てきて難しそう…


小原さん 広い範囲のアルペジオのコツ
指をくぐらせるときに、指を上げないこと。手首を少し上げる。練習として、
1. 音を2回ずつ弾く
2. アルペジオで上に上がってそのまま下がってくる。下がるときも同じ指使いで。
アルペジオは指で弾くのではなく、腕の場所をいかに正確にもってくるかが重要。

もると なるほど〜!またいい練習方法を聞きました。速いアルペジオも、勢いだけで弾いていつもミスしていてはイケマセンね。腕の位置がピタリと正確なら、指の位置もブレず、ミスしないわけですね。私もこの2つの練習方法で地道にやっていきたいと思います。



小原さん 「エリーゼのために」
この曲は弾けば弾くほどヘタになる?(笑)。頭の有名なメロディが何回も出てくる曲なので、いつも最後まで通して弾くと、メロディの部分は上手くなるが、その他1度しか出てこない部分は弾けないままである。1度しか出てこない部分こそ難しいのだ。形式をよくつかんで練習しよう。

もると なるほど、1度しか出てこない難しい部分を取り出してよく練習すると、全体がぐっとよくなるんですね。それは他の曲にも言えること。冒頭のメロディはいつも練習するけれど、最後のコーダは意外に弾けなかったりする。いつも全体を見なければいけませんね。


小原さん 32分音符や連打は…?
速い32分音符のところは、力を抜いて音色を変えるといい。
小さな音のときに指をいちいち上げないこと。
左手の連打のところは、全部同じ強さにせず音楽的に弾くこと。
ここでも3拍子を感じて。1拍目にポイント。
もると この有名な曲も、有名じゃないメロディをいかに音楽的に弾くかで、曲の完成度が上がるんですね。音色を変えたり、しっかりと拍子を感じさせる演奏で、一歩進んだエリーゼを目指そう。

今回も、とっておきの練習方法や興味深いお話が聞けました。小原さん、ありがとうございました!


1つ前に戻る