(1)

2003年8月31日小原孝公開レッスン曲(楽譜

ギロック スターライトワルツギロックの世界・全音)
土曜の夜はバーボンストリート(ジャズスタイル・全音)
歩道のカフェテラス<連弾>ピアノピースコレクション2・全音)
小原孝編曲 あの子が犬だったら<サティのジュ・トゥ・ヴ>(ピアノでスヌーピー・ヤマハ)
ベートーヴェン エリーゼのために(原曲)


小原さん もると
小原さんのアドバイス 聴講したもるとの感想

※聴講し、記憶をたよりに書いた自分用のメモです。


小原さん ギロックの曲について
どの曲も短く作られていて、たいていは1ページか2ページで終わる。忙しい今の時代、ラクして上手くなりたい方にぴったりの(笑)作曲家である。
もると うんうん!客席で大きくうなずく私。曲は短く、音は少ない、でもその中にステキなドラマがあって、表現の練習に打ってつけだと思います。

例えば、大作曲家の、構成のしっかりした音符がたくさん書き込まれた曲は、ただ楽譜通り弾くだけでもそれなりに聴こえやすいため、初級の段階でそのような大曲ばかりに手をつけると、一応弾けるというだけで、自分が表現していないことに気づかないという危険もある。それに対して、シンプルで短い曲というのは、演奏者がよく理解して表現しないとつかみどころがなくつまらないものに聞こえてしまうので、こういう曲を心を込めて演奏するうちに自然と表現力がついていくのじゃないかと思います。

ただ、短くシンプルでしかもゆっくりな曲
ばかりやっていると、3頁以上イヤイヤ病になったり(←もると)、いつまでたっても難しい譜面が読めなかったり(←もると)、指がまわらなかったり(←もると)するキケンも^^;



小原さん 「スターライトワルツ」リズムについて
ワルツのリズムは、1にポイントをおき、2拍目、3拍目を遊ぶ。細かく言えば、2拍目を1拍目寄りに、3拍目を次の小節の1拍目寄りにするんだけど、これは言葉で言ってもわかりづらいので、「ふわっと」浮いてみるとか、飛んでみるとか、その感覚を体で感じさせるような指導を。
もると 今回の受講者は中学1年生ぐらいの女の子でした。正確にやさしい音色で弾いていましたが、小原さんからまずリズムについての指導がありました。スターライトが課題曲だった前回同様、2拍、3拍目で空間を感じるということがポイントでした。

女の子は、はじめはメトロノーム通りのリズムで弾いていたので、小原さんが言葉で指導したり、2拍目のあと女の子の手首を下からぽーんと打ってふわりと浮かせてあげたりしてリズムの感じ方を伝えました。するとたちまち2拍、3拍の空間を感じた弾き方に変わり、曲の雰囲気ががらっと変わったので驚いた。小原さんも「カンがいいですね」とほめていました。

私は初めてこのリズムの感じ方のアドバイスをもらったとき、その場ではなかなか理解できませんでした。2拍目で遊ぶというのがどうしても体に入ってこなかったのです。アドバイスをもらって、家に帰り、何度も何度も考え、練習してやっとのことで「こういうことか!」とわかったんです。1年ぐらいかかったような気がします^^;鈍すぎ?



小原さん 3度の和音で動くの苦手?
ポイントは脱力。1回ごとに力を抜くこと。ゆっくり1音だすごとに力を抜き、速く弾くときもその都度力をぬくように。

もると 「3度が苦手だと思っている人いませんか?」という問いかけに。大きくうなずく私。スターライトワルツの2頁目最後の段から始まる3度のメロディ。指使いを工夫してもどうしてもうまくいかなかったのです。なるほど、長く練習してもできない所には、「できない原因」があるのですね。3度だと思うとつい、間違えないように力が入っていたようです。1回ごとにチカラを抜くんだ〜



小原さん 「土曜の夜はバーボンストリート」ジャズのリズムって?
この曲は、ビート通りメトロノームからくずれないで弾くほうがカッコイイ。ただしポイントは「アウトビート」。通常の1拍・3拍ではなく、その裏の2拍・4拍を感じること。また、左手のベースは、手首を固めず、1拍ずつバウンドさせるように。親指はほんの少し触る程度でいい。

もると この曲は、小学校低学年の男の子がかっこよく弾いてくれました。やはりリズムの感じ方についての指導がありました。まずは会場のみんなで、男の子の弾く曲にあわせて、1拍・3拍目で手拍子を打ってみます。う〜む、どうも活気がない(笑)。続いて、2拍・4拍目で手拍子を打ちます。するとたちまち若々しく、カッコイイイメージに変わりました。

左手は、手首を柔らかくバウンドさせることで、下の音に重みがかかり、上の親指は触るだけになる。こうするとリズムの硬さがとれ、音色も丸くなり、がらっと変わって躍動感が出てきました。



小原さん 「土曜の夜はバーボンストリート」アクセント記号は?
せっかくアクセント記号が書かれているので、その通りに弾こう。今はアクセントがついていない音符も強く弾いているために効果が現れていない。ついていない音符は、たとえフォルテでも控えめに弾こう。
もると なるほど、そうか。ジャズっぽくするには、アクセントとそうでない音符の強弱を大げさにつけることがポイントなのかも。こういうニュアンスって、クラシックにはないですね。ちょっと乱暴すぎ?っていうほど落差をつけてOKみたい。管楽器でいえば、吹きはじめのアタックを強めにする、ということか。



1つ前に戻る次へ