過去のピアノ日記

2005年前半 ピアノ日記

5月12日
連休はピアノを弾かなかったが、いいかげんブラームスも録音に入らないと。音並べはほとんど終わっているが、魅力って何?となるとまだ程遠く、グジグジとない頭をふりしぼっています。

先月のレッスンでは、とりあえず最後まで到達したことをほめてもらった後、2,3の疑問、相談に答えてもらいました。ウナコルダの個所は、だいたい考えていた通りでよいということ。

47から2小節間の表現方法で悩んでいたのだが、「3つのまとまりに分けて考えてみては?」とのアドバイスにようやく納得!先生も、「試しにそうやって弾いてみて」というので、やってみたら非常におさまりがよく即採用に(笑)

最後にすごくゆっくりになる部分で、あまりゆっくりしすぎても、緊張感を保つのが難しいので自分ができる範囲でテンポを設定する。普通、できる範囲で「速くする」ものだが、緊張感を保ったままゆっくり弾くということもまた別の難しさがある。

また、76小節からの部分、フォルテからpに持って行くとき、私は段々小さくしていけばいいとおもったのだが、「段階的に均等に小さくしていくというよりは、一つ一つを多面的に表現するように」とのこと。なるほど、細かなパーツにも一つ一つ別の角度から光を当てるようにすれば、陰影の深さが出るのかもしれない。

曲の主要なメロディには、自分でもだいたいのフレーズ感がわいてきますが、メロディとメロディの間をつなぐ橋渡しのような部分にも、丁寧に向き合い、「音楽を感じて表現する」ことで、曲全体が深くなるんだな〜と、改めて感動がありました。


a mollのスケールとアルペジオ。弾いているうちに、少しずつ滑らかに速く動くようになった。テンポ100なんてとんでもない〜!だったのに120でもなんとか(ホントか?)行ける。でもアルペジオはまだ苦手。目が追いつかないって^^;目じゃないか、目で追わなくても1オクターブずつ正確にポジション移動ができるかどうか、ってことなんですよね?



4月7日
ヤマハ系の楽器店でグランドピアノを1時間借りて弾く。
久々にのびのび弾けて気持ちいい。豊かな響きは幸せ気分。

しかし、自分の演奏のつまらなさには相変わらず気が遠くなる。

一つ思ったのは、ウナ・コルダをもっと効果的に使ってみたいということ。
これまで、弱音にするという目的以外ではほとんど使ったことがないのだ。
ウチのサイレント付きアップライトで左ペダルを踏むと、音色の変化というより、ありえないシュールな響きがする。(べこんべこんのタッチ、不自然に弱い音色)

その違和感をがまんして、踏む、上げるだけでもタイミングを練習しないとね。
右手左手右足だけでもままならないのに…

全部踏むだけでなく、半分踏むとか、うっすーく踏むとか、バリエーションを駆使して、多彩な音色を創っていくのでしょうね。ああ、またやることが増えちゃった♪

皆さん、ソフトペダルは使っていらっしゃいますか?


それにしても、グランドピアノのレンタル料は、頻繁に行くとなると高いなあと感じますが、どうでしょうね。
(ヤマハのFCカードに入れば割引になるそうですが…FCカードってオトクなのでしょうか?調律にも使えるのかな?)

たとえば、グランドピアノと防音設備で300万円使うとする。
レンタルなら?
毎日1時間レンタルして単価千円、年間300日として、30万円、…10年か〜



4月1日
おととい書いた、ピアノはいっぺんに考えることが多すぎるという話で、ゴルフのハンディを思い出した。

(ゴルフのハンディは普通0から36まで、うまい人は1桁、私は36)
昔、一緒にコースを回っている人に言われた言葉。

スイングする(クラブを振る)ときに注意しなければならない個所(腕を曲げないとか、水平にまわすとか、頭を上げないとか)は、自分のハンディの数だけある。ハンディが少なくなればなるほど、注意点を意識しなくても身体が覚えている。つまりハンディがゼロの人は、なにも考えなくても、理想のスイングができているということ。

ゴルフの練習とは、注意個所を、意識しなくてもできるまで体に覚えさせ、いかに減らしていけるかなのだ。

ピアノにも通じるところありますね。



3月30日
ブラームス間奏曲Op.117-2

春休みのため、しばらくレッスンがないのだが、レッスンをしていても、今のところ先生は、曲に関してほとんど注文をつけないので、自分の思い通りに進めている。譜読みの段階では言いようがないだろうけど。前回は、指が届かない個所の指使いと、腕の交差で不合理な動きを1箇所指摘。(←こういうのはありがたい。自分一人では気が付かないもの)

ある程度完成したとき、なにか言ってくれると思うのだが…ちょっとドキドキ。先生について初めての曲なので、1曲仕上げるまでの過程の予想がつかない。

でも、曲想が自分なりに固まってしまってから、もし全然違うことを言われたらツライので、一応先生に、私がいま描いている大まかな全体像を、楽譜を見ながら言葉で説明してみたら、それでいいと言うことなので、まあこの調子でいいか。


だいたい楽譜を覚えたので、今は数小節のブロックに分けて反復練習をしている。(粒揃えのために付点で弾くとか。…これはかなり笑えるひょうきんなブラームスに^^;)
この時期が、中でも根気のいる作業で、正念場。過去の私の失敗の数々は、ここをおそろかにしたことが大きな理由だったと思われる。


粒をそろえて、流れを止めないように、音抜けがないように、音をはずさないように、隣の鍵盤に触らないように、ビートを感じて、肩に力が入らないように、広範囲をつかむときも手が硬くならないように…

う〜ん、ピアノって、いっぺんにやらないかんことが多すぎるわ!
(心の叫びはいつも名古屋弁)




3月23日
ハノン24番
レガートとスタッカートで。
粒をそろえてフォルテというのは比較的できても、粒をそろえ芯のある音でpというのが難しい。指によって抜けた音や強い音になってしまいがち。23番はクリアしたのだが、この点が今後の課題となっている。要するに、ニュアンスを音量だけでしか表現できない。同じ音量でも、硬いp、やわらかいp…いろいろあるはず。

このあたりが、デジタル楽器だけで練習している限界か。生ピアノに触れる機会をつくらないと。デジタル弾き子?になってしまう。

ハノンは、意識して腕、肩の力をぬく練習になる。気がつくと腕に力がはいっている。無駄な力を抜けば、いくらでも速く弾けるし、強く弾ける。脱力は長い時間をかけて少しずつ身についていくものだな。

スケール、アルペジオ、b mollの次は平行調のDes dur
比較的やさしいので、自分でどんどん進めることにする。C dur&a moll
多少ミスがあっても、速く弾く練習。

ブラームスはようやく最後まで通ったが、後半ばかりさらっていたら、前半のほうを間違えるようになってしまった!メロディはほとんど同じなのに、びみょ〜に半音違ったりする所が多いのだ、くー!

これは長野の先生に教わったように、全体をブロックに分け、1ブロックずつ集中して完全に覚えるまで練習しないと、ノーミスでは絶対弾けない。録音できるのはいつになるのか…



3月4日
指の練習は、めずらしく真面目に続けている。全然弾けなかったものが、毎日続けているといつのまにか前進しているのが楽しい。自分なりに速度やリズム、強弱をいろいろ考え、変えて弾く。

ハノン23番、100から110・120ぐらいにまで速度を上げる。120だと、なんとかついていける状態。左手、3.4が重い。

b mollのスケール、100まで速度を上げる。やはり左手3・4を開くところが弾きづらい。

左の3・4については、これまで曲中のアルペジオなどで、4の指を極力使わないできたツケだね。
たとえば↓このような、行ったり来たりの伴奏があるとすると、
↑私はこう弾く。4はいつも欠席。

現実に曲を弾くときはこれでいいのだが、あえて、上の4を使った指使いで練習してみる。急には強くなれない。少しずつだなあ。

またハノンの23番を、ffで始め、dim.しながら上昇し、一番上でppになるように弾いてみる。その逆も。だんだん強さを変えていくことは難しい、どうしても急に強くなったり弱くなったりする。

b mollアルペジオ、80まで速度を上げる。
ffとppでも練習。pなら簡単かというとそうではなくて、強い指のアタックを殺すのに根気が要る。
★★★★★
木曜日の弾き語りフォーユーの小原さんのお話。

発表会などであがってしまう悩みのアドバイスとして、「本番当日、暗譜するのか楽譜を見るのかを、事前にはっきり決めて、普段からそのように練習すること」というのがあった。

そっか!たしかに私は「中途半端な暗譜派」で、普段楽譜を見ずに練習しているのだけど、本番になると安心のためと称して楽譜を置いておいて弾く。それが混乱する元になるらしいのだ。見るならいつもしっかり見る、見ないなら完全に暗譜する。結局、普段どおりの自分を本番で見せることが基本なんだな〜



2月25日
久々のレッスン。さすがに1ヶ月あったので譜読みも進み、有意義なレッスンになった。

ハノン23番
これまで、スタッカート、マルカートで練習してきた。今回は4ページの5番変奏で練習。これはクリア。そして楽譜どおりに演奏。先生は「音楽的に弾く場合はそれで自然なのだけど、5本の指を均等にする訓練と考えると、右の5の指のときに音を抜きぎみに打鍵しているのが気になる。5,4の指も同じ強さで」

なるほど、そうだ。右手5,4も均等に強い音で弾くのはけっこう疲れた。知らず知らず弱い指をごまかして弾いていた。

b mollスケール
先生「まだレガート感がないので、もう少しつなげて弾けるように。手首の高さは人それぞれだが、もう少し鍵盤に沿うように、低めにしてみてはどうか。
レガート、レッジェーロ(ノン・レガート)、その間の何種類か、の弾き方を身につけておくと、曲に活かせる」

b mollアルペジオ
先生「手の平行移動はそれでOK。(まだまだミスタッチが多いので)今が一番苦しい時だと思う(笑)がんばって〜(^o^)」

というわけで、次回も引き続き練習を続ける。
かなり細かく指摘してくれるので問題点が明確になって練習のし甲斐がある。

ブラームス間奏曲を途中まで。
楽譜で一番難しそうに見える27小節目からの部分、良い表現とほめられる。全体の輪郭もみえてきた。
先生「冒頭からのメロディ、左手ももっと音楽的に弾くように。右手につなげること。そう言うと段々強くなってしまいがちだけど、音量はそのままで!(笑)難しいけどね」

譜読みのヤマは越えたようで、あとは最後まで読んでおくように言われる。まだトンネルの出口はみえない…



2月17日
ブラームス間奏曲、超スローペースながら譜読み。
たしかに難しい曲だが、物凄く難しいわけではない(笑)といったところか。今までに経験したことがない、左右の指をいっぱいに広げて胸元で半分交差する部分がキツイ。音の硬さとして表れてしまうだろうか。力が抜けてくるといいのだけど。

前半はもう楽譜をみなくても弾けるが、ミスタッチや音ぬけ、打鍵の甘い所がまだまだ。はやく曲想作りたいのでもどかしいが、ここはぐっとがまんして、あえてメトロノームを使って正確な打鍵と拍感を体にたたきこむ。

アウフタクトの感じがつかめてくると、曲が乗ってくる。交響曲4番の冒頭など、ブラームスはアウフタクトに特長があるなあ。ギロックの「秋のスケッチ」で経験したように、アウフタクトを、拍の頭に感じてしまうと、全く違うものになってしまう。


いつも思うこと…
新しい曲を譜読みするとき、最初は音をならべているだけでビートを感じていない。小節というまとまりがない。地面をベタ足で足踏みしている感じ。それが、音を覚えて音符を追う作業から解放されると、ふっと宙にういて自由になる感覚がある。この瞬間が好きだ。

今回の曲はアウフタクトだったので、それを理解したら、フレーズが円を描くように勢いが出てきた。まるで鉄棒の大車輪のように(大車輪ができるわけじゃないが)、鉄棒を持ってぐるぐる回る感じ。前に進む感じや、それが収まる感じ、そういう拍の勢い、エネルギーが、自分と同じように聴く人にも伝わると、音楽的な共感が得られるのではないか。

鉄棒の回転は一定ではなく、速く回ったり遅く回ったり小さくなったり大きくなったり形は変わるけど、鉄棒という軸はひとつ。この軸がぶれないことが、心地よさにつながるんだと思う。


今年に入り先生の事情によりレッスンが休みになっており、ブラームスはまだほとんどレッスンを受けていない。今のうちに少しでも譜読みを進めておきたい。