過去の日記

日記 2004/前半

6月8日

歌劇「フィデリオ」を観る。
(スカパーの録画・ロンドンフィル&ベルナルド・ハイティンク)

ベートーヴェンが作った唯一のオペラ。私はベートーヴェンの中では序曲「レオノーレ3番」が特に好きで、これがオペラの中でどのように使われているのか、前から一度みたいと思っていた。

投獄された夫を妻が助けに行く話で、歌が延々と続き、ややがまんしながら観つづけたが、1幕でも2幕でもお目当てのレオノーレ3番は表れず、とうとう最後まで使われていなかった。

しかし、夫(フロレスタン)が、獄中で妻を想う気持ちを歌った部分に、レオノーレ3番の印象的なクラリネットのメロディが使われていた。私はこの曲を二十歳そこそこの時オーケストラで吹いたことがある。まだ音楽のことも、もちろんオペラのことも何にも知らなかった。

今思い出してもよくあんな勉強不足で吹いていたと恥ずかしいのだが、練習中のある日、お粗末な私のクラリネットソロを聞いた指揮者の先生が音楽を止めて、「君はこのオペラを知っていますか?どんな気持ちを込めて歌っているかを考えたことはありますか?」ときいた。私は小さくなって「わかりません」…。指揮者はこのあらすじやフロレスタンの心情を語ってくれたと思う。

オーケストラの練習というのは、まず個人練習で譜読みをし、同じ楽器同士のパート練習をし、管・弦でそれぞれ集まって練習をし、ある程度形になった段階でオーケストラ全員であわせる練習をする。そして輪郭が見えてきてはじめて、指揮者の先生に来てもらって音楽をつくっていく。

だから、指揮者が来て全員であわせる段階になってから、音楽をとめて一個人(しかも全然吹けていない状態)に、基本的な話をしてくれることは、ありがたくも非常に恥ずかしいことなのだ。自分の音楽レベルや意識の低さ、練習不足、勉強不足等々を全員にさらすことになった私は、打ちひしがれて家に帰り、わけがわからないなりに気持ちをこめて歌うように猛練習したことを覚えている(笑)

1週間後の練習日、緊張しながら練習の成果を披露(?)してみると、指揮者は「こないだより全然いい!音が出てきたね」と励ましてくれ、涙が出そうだった。「音楽で歌う」というのを初めて意識したのがこのときだったような気がする。

また大人になって、オーケストラの中でひとつのパートだけをやっていた時にはみえていなかったものが、別の楽器ピアノをやるようになって、「ああ、あれはこういうことだったのか」とみえてくることがある。若いとき、理解できないなりにもいろんな経験をしておくと後で役に立つというのは、こういうことなのかなと思う。


さて、レオノーレ3番が使われていない理由。調べてみると…
ベートーヴェンはこのオペラの序曲を書き直して合計4曲も作ったらしい。評判がよくなかった1番、2番。そして3番はあまりにも素晴らしい出来で、音楽自体が完結してしまってオペラを凌いでしまうためか?さらに4番目の序曲をつくり、最終的にはそれが演奏されているらしい。曲の完成度では3番の足元にも及ばなくても、歌劇の中の曲としては適しているのかもしれない。
(↑このあたり、適当にページを拾い読みして書いたもので正確ではありません)

しかし指揮者によっては、レオノーレ3番を2幕中に入れる場合もあるらしい。せっかく作った素晴らしい曲だもんね!とにかくレオノーレ3番、大好きな曲♪長い年月を越え、ちょっぴり苦い想い出と一緒に、より奥深い味わいが感じられるようになった。



5月30日

とうとう念願の木製リコーダーを手に入れた!
この春からアルトリコーダーを始め、プラスチック製の楽器で練習していたが、やはり木製のものが欲しくて、大きな楽器店へ。

ショーウインドウには様々なメーカーの楽器が並び、値札をみると数万円から数十万円。やっぱり2000円のプラスチックでいいかと、引き返したくなる気持ちを抑え(笑)、店員さんに予算内の数本を出してもらって、ちょっとした部屋で試奏する。防音室ではなくガラス張りで他のお客さんも入ってくる。

ピアノを楽器店で試弾することはちょっとした勇気がいるだろうが(笑)、管楽器はそうでもない。音階やロングトーンなど、7〜8本の楽器を順番に吹いていった。

最初に吹いた時、やっぱりプラスチックでは味わえない、やわらかな感触と木の香り、濁りのない音色に魅了された。

ペアーウッド、メイプルともによく通る音で美しかった。
ボックスウッドは、先日の古楽器体験で予備知識を得た通り、柔らかくどのメーカーもよく鳴った。鳴りすぎ?という感じも。管の壁面から音がしみ出ているような感覚があった。

個体差があるらしいが、私の吹いた輸入楽器の3本、音程の面で気になる所があった。ヤマハ製のものはどれも音程がピッタリと自分に合った。

何度か吹き比べ、最初に気に入ったヤマハのローズウッドに決めた。清潔感のある澄んだ音色で、ボックスウッドほどは鳴らないけど、透明感が感じられたのが決め手に。プラスチック製では出にくかったレ以上の高音や低音も出やすく、練習すれば高いミもファも出せそうな感じがした。

ショーウインドウの値札を見たときは「新しいサンダルとバッグが買える」と躊躇したものだが(笑)、吹いてみると「この音色が手に入るなら高くない」と思えるから不思議。

木製はデリケートで、いきなり長時間吹くと割れてしまうらしい。最初の2週間は10分しか吹けない。これから楽しくなりそうだ。

YAMAHA YRA-64



5月21日夕方

NHKのきょうの料理という番組を時々見る。前から気になっていたのが進行を務める後藤繁榮アナ。いかにも司会者という感じじゃないのに、的確でほのぼのとした受け答えが個性的で好印象!

限られた時間の中で料理を完成させる番組は、見る側からの想像を超える苦労があるだろうし、進行にも高度な技量が要求されると思うけど、後藤アナの司会進行には、技術にプラスアルファがあるのだ。料理をするゲストの説明をききながら、絶妙のタイミングで合いの手や的確な質問を投げかけて、よりわかりやすく視聴者に伝える。それだけなんだけど、言葉ひとつひとつに温かみがあふれていて、親しみがわく。

最近の民放などで、進行にばかり気を取られ、次の話題を考えているのがミエミエな対応をしている司会者が増えた気がするけど、今後こういうのが普通になってほしくないと思う。あくまでも、言葉はその人がその時に心から発したものでなければ意味を持たないし、意味のない言葉を投げつけられた方はバカにされた気分になり、そこから会話は発展しない。そして、これはテレビの中だけでなく、私たちの日常でも同じなんだと思う。

後藤アナの場合、豊富な語彙や、正確性というアナウンサーの技術だけではなく、ゲストに本当に興味を持ち「あなたのお話を聞きたいんです」という謙虚で積極的な姿勢が、自然とステキな言葉となって表れるんだろう。ちょっと手こずりそうなゲスト(?)の時にも、態度を変えることなく同じように接し、きちんとその人の良さを引き出す。この接し方、私も見習いたい…

担当している「地球ラジオ」の番組HPに日記連載を発見!読んで納得、ますますファンに…(笑)



5月21日

「行者にんにく」って知ってる?
先日、夫がゴルフに行ったときに昼食に出てきておいしかったと言う。
「ギョーザニンニク?な〜にそれ?」

という会話のあと、先日のスーパーの山菜コーナーに立ち寄ると、あったあった。
「行者にんにく」
ネットで調べると、これ人気の山菜だったんですね〜、知らなかった!また、にんにくではないらしい。

ここからの引用
深山で修行する山岳信仰の行者たちが、荒行に耐える強壮薬として、全草に強いニンニク臭のあるこの草を食べたことから「行者にんにく」の名がつけられました。

さっとゆでて、酢みそであえたら、おいし〜〜い!これも初夏の味。山菜といってもニンニクの香りがあるためあっさりしすぎず、若い人にも人気があるんだろうな。
また1つ好きなものが増えちゃった。ここは山菜日記?



5月7日

今年も「わらび」の季節。
去年の連休には山へ採りに行ったけど、今年は天候が悪くてやめた。

今日、近所のスーパーでわらびを発見!農家の方が山菜や野菜などを直接持ってきて並べているコーナーがあるのです。まさに、採ってきて輪ゴムでとめただけという素朴な姿でポンと置いてありました!
一束150円。即買いです(笑)

帽子をかぶり長靴を履いて山に入り、群生する場所を探し、虫をよけ、ヘビに脅え、汗だくになって1本のわらびを採る。日暮れまで歩き回って、持ち帰り、長さによって仕分け、束ねていく…

去年、この作業をしていなかったら、今日の1束150円のわらびのありがたさがわからなかった。いま、台所であくぬきをしているところ。数時間後にはきれいな水にさらし、初夏の味を、ありがた〜く頂きます。(^人^)



5月1日

購入時から約5年、メインマシンVAIOのキーボードカバー汚れてきたので取り替えたいと思いつつも、型が古くて家電店に置いてないので、ついそのままにしていたけど…

ネットで調べると、サンワサプライでは該当する型番がまだ販売中とのこと、お店で取り寄せてもらった。しかし1週間、2週間経っても入荷しない…

そうこうしている間に、先日ついに穴があき、いったん破れると、一気にボロボロに…^^;
そして、本日ようやく入荷の連絡。
さっそく取り替えたら、なんてキレイ!キーボードだけは新品同様!

そして古いカバーのボロ加減のすさまじさ…
ほとんど私1人でネット遊びと仕事に使っているキーボード、この4年間でどれほどの文章を書いて来たのだろう…しばし感慨にふける(笑)

やはりキーは、左のT、E、S、右はI、Kの損傷が激しい。それはわかる。しかし【Alt】+【Ctrl】+【Delete】の汚れもかなりのもの(笑)

連休はあすから夫の実家である福井へ帰省です。久しぶりにまた甥っ子たちと遊んできます。



4月26日

ここは日記でなく、月記ですね^^;

この土日は、松本に近い、扉温泉に行って来ました。
県内の雑誌などでよく紹介されていて、そのステキな写真から一度泊まってみたいと思っていた旅館です。明神館

山奥の宿で、上流には民家がなく、飲料水も沢から汲み上げているそうです。携帯もつながりません。聞こえるのは川のせせらぎと、鳥の声だけです。

お風呂は、立って入る露天風呂…。湯船が深く、立ってつかりながら山を眺めました。そして夜暗くなってから入ったのが寝湯。こちらも露天風呂ですが、浅く、木の枕がついています。寝ころびながら湯につかり、大きな星を眺めました。闇に光る星々…童話の中の挿し絵のようでした。

食事は、地元の食材をメインに使った懐石料理。近くで採れた山菜や川魚、竹の子の炭火焼き、馬肉のステーキが美味しかった!薄めの味付けで、ダシを効かせてある。素材の香りを堪能。自分の料理にも参考にしたいけど…素材が違うんだなあ。

今回は自分の両親を招待しての4人の旅行だった。これまでも時々一泊旅行をしているけど、いつも招待するつもりが、結局半分は親に払ってもらってしまう。私たち夫婦が支払いを先に済ませても、半分強のお金を、無理矢理にでも私のバッグやポケットに入れてしまうのだ。

それが、今回はロビーのソファで、母親と、払う、いらない、払う、いらない…のやりとりを10回したあと^^;ようやくあきらめてもらい、生まれて初めて父母がお金を引っ込めるのを見た。この歳になってようやく大人になった気がした。そしてちょっぴり小さくなった両親を切なく思った。

まだまだ夫婦仲良く、元気でいて欲しい。



3月2日

ADSLを40M に速度変更した。(それまで1.5M)プロバイダーはODNで変わらないし、料金もほとんど同じということで、速くなればいいなと、気軽な気持ちで変更してみたのだ。IDもパスワードもメールアドレスも変わりなく、工事日にモデムを取り替えるだけ。通信は確かに速くなったようだが、初日から接続が切れまくり。30分に1度、多い時は5分ごとに切れてしまい、メールも満足に送れない状態。

ウチはNTTまでの距離は1.5Kmで、それほど悪条件でもなく、1.5M時代も接続が切れることなど1度もなかった。早速ODNに電話。配線の長さや、部屋の電化製品のことなどいろいろ聞かれたあと、スプリッタを交換してみるとのことで、送られてきた新スプリッタでつないでみても結果は変わらず。原因はノイズだろうとのこと。1.5Mの接続では影響がなかったノイズが、速度変更によって干渉を受けやすくなることがあるらしい…そんなこと知らなかった。

速度変更なんかしなきゃよかった…不安になりながら再度電話すると、今度はイー・アクセスのほうで回線調査をするという。翌日イー・アクセスから電話。また同じように配線や電化製品、近くの線路や鉄塔のことなど聞かれた後、帯域調整をしてもらうことに。

モデムの回線速度は、初日から切れまくりながらも16Mbps出ていたのが、調整後は10Mbpsになってしまった。しかし調整直後、ウソのように全く切れなくなった。一安心。ここの通信速度測定では、win98で3Mbps程度、XPで9Mbps程度出ている。1.5M時代は1Mbps程度だったので、まあこんなもんでしょうか。普段のサイトめぐりとメールだけでは速くなったという実感はあまりないですね^^;でも十分な速度です。



2月6日

トヨタヴィッツのテレビCM、やっと見られた♪
原田知世ナレーション、猫ちゃんたちが夕焼け色の海まで旅するこのCM、音楽は「ねこふんじゃった」!ピアノはもちろん小原孝さん!!おなじみ「渚のねこふんじゃった」ですが、今回のための新録音とのこと。

2月からトヨタのCMで小原さんのピアノが流れるのは知っていたのだけど、たとえ知らなくても、音を聴けばすぐわかっただろうな(笑)「ねこふんじゃった」を、こんなに愛情たっぷり優しい音色で弾いている録音が他にあるだろうか。

そうそう、レストランで流れている音楽にも敏感になっちゃうけど、去年行ったフレンチレストラン2軒ともで、小原さんのピアノが流れていて嬉しくなってしまった。1軒は渋谷の「モンフィナージュ」。席についたとたん、ダイアナ、ロコモーションなどが。音量は控えめだし、スタンダードな曲だから他にも演奏はたくさんあるはずなのだが、小原さんの演奏は敏感にわかってしまう(笑)ピアノよ歌え第5集「ポップスを弾く」のオールディーズ・メドレーでした。

2軒めは、松本の「銀のフライパン」。ここもでも静かにサティの「ジュ・トゥ・ヴ」が。これも数限りなく録音があるけど、小原さんは楽譜に手を入れているし、音楽の流れですぐわかる。「僕のゆびから愛のうた」より。

2軒とも次は別の曲になっていたので、有線放送かな。もし店内でCDをかけているのなら、迷わずオーナーに話かけるところなんだけど。でも好みのBGMがかかっていると、お店の印象もアップしますね(笑)



2月5日

県内ニュースで「福寿草」のたよりが。
今夜からまた雪ですが、春はもうすぐそこに…

画像は「四賀村だより」から
http://sbc21.co.jp/fukujuso/



2月4日

3カ月以上も書いていなかった!
最近、仕事から帰るとぐったりしてしまい、何も考えられず、サイトの更新はおろか、ピアノもあまり弾けていない。皆さんのページや掲示板をめぐって終わっちゃう。ぼーっとした頭でも、PCから流れてくる心のこもったそれぞれの演奏を聴いていると、心が洗われる。分析めいたことをしないで、ハダカの心で聴く。みんながんばって楽しんでるなあ〜と元気をもらう。なにか感想をと思うが、言葉にできなくてつい失礼してしまう。

そう考えると、これまで街角に感想を書いてくださった皆さんに本当に頭が下がります。自然に読んだり聴いたりしても、感想を書く作業はまた別の労力を使いますものね。なんだか申し訳ないような、本当にありがとうという気持ちです。

今年はちょっと寒すぎるなあ…雪も多かったし。早く春にならないかなあ…この数週間を乗り切れば春の足音きこえるかしら。

夫も最近忙しく、お昼を考えるのがおっくうなようで、お弁当を作っています。